京ことばとは、洗練された文化に育てられた
長い歴史をもつ独自の美しい響きをもった言葉。
今回は、その中で「はんなり」について調べてみた。
はんなり
「華なり」の意から。
落ち着いた華やかさをもつさま。
上品にあかるいさま。
視覚・聴覚・味覚にもいう
※広辞苑を参照
【使い方】
1.はんなりした味
2.奥さん、はんなりしたええお人やすな
いかがでしょうか?もしかしたら”はんなり”は、
色々なところで使われていますので、
ひょっとしたら、”おこしやす”や”おいでやす”よりも
有名な京ことばかもしれませんね。
さて、生粋の京都人と
他の地域の方では、このはんなりの捉え方が若干違うようですが、
生粋の方にお聞きすると、
はんなりとは「粋で知的な様子」や「落ち着きの中に華やかさ」等と
やくすようで、
結構裏の意味を持っているという京ことばの中でいえば、
非常に直球的な褒め言葉であるようです。
もちろん、その”はんなり”の使い方は違うぞ!
なんておこられることはないと思いますが(笑
美しい日本語をしっかりと学んで、
京都に訪れた時には、
正しいタイミングで、正しい使い方で
ぜひ使ってみたいものですね。
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